女性教員の遺志で子育て支援センター開所 土地を寄贈

女性教員の遺志により建設が決まり、神奈川県大磯町に建てられた子育て支援センターの完成式が10月29日、同所で開催された。

女性教員の名は石坂巻子氏。同センターによると、2014年に90歳で亡くなった。「生涯一教員」を貫いた人生で、同町には亡くなるまで16年間にわたって居住していた。自宅の土地約380平方メートルについて、「次代を担う青少年を育成する施設に活用してほしい」と遺言したことから、遺族が土地を同町に寄贈した。

これを受け、同町は今年9月に「大磯町石坂巻子記念子育て支援センター条例」を公布。同センターで子育てに関する相談や情報提供を行うほか、親や子供、地域が交流できる場にすると決めた。木造平屋建てで床面積約140平方メートル。建築事業費は約3500万円。

完成式で中崎久雄町長は「このセンターで保護者の負担感を解消したい。子供たちに伸び伸びと育ってほしい」と語った。