【英語民間試験】文科省の責任は 受験生への配慮は

「延期をすることによって、新たな混乱が生じるという危惧にも思いを巡らせてきた。しかし、ここで一度立ち止まって、システムを見直し、皆さんから評価をされるものに作り直していく。そのための混乱の方が優位だとの判断に至った」――。大学入学共通テストへの英語民間試験活用の見送りを表明した萩生田光一文科相は11月1日、閣議後の記者会見で、決断の背後にあった心情をこう説明した。見送りの理由、そもそも民間試験を大学入試に活用する是非、文科省の責任、そして振り回された受験生への配慮…。萩生田文科相の会見内容から問題点を整理した。

見送りの理由

萩生田文科相は会見の冒頭発言で、見送りを決めた理由について、経済的に困難な状況にある受験生や、離島など遠隔地に居住する受験生に「等しく安心して試験を受けられるような配慮」が不十分だったことを挙げた。……

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