【フラッグシップ大学】最終報告の素案示す WGが懇談会

中教審教員養成部会で教員養成を先導するフラッグシップ大学の制度設計を検討しているワーキンググループは11月7日、懇談会を開き、最終報告に向けた議論を開始した。前回会合で取りまとめた「中間まとめ」に、教員養成部会やパブリックコメントから寄せられた意見を反映させた最終報告の素案が示された。

最終報告に向けて議論する委員ら

中間まとめをベースとした最終報告の素案では、フラッグシップ大学の呼称を新たに定めることとした。次回以降のWG会合で検討する。

また、フラッグシップ大学の公募や選定では、各大学が適切な目標を設定することや、選定時に計画や構想の改善を条件とすることを追記。大学の附属学校に課せられた要件の具体例として、先端技術を活用した授業改革や経験知、暗黙知の可視化、校務支援システムの先端的な活用などを加えた。

委員からは「Society5.0時代の教員を講義形式の授業で育てるのか。Society5.0にふさわしい授業や学習環境を備えている大学であることを、もっと示すべきだ」「今までの教員は純粋培養。教育を知る以前に社会を知ることを盛り込む必要がある」など、フラッグシップ大学の方向性をさらに明確に打ち出すことを求める意見が出た。

また、「先端的な内容を学ぶフラッグシップ大学を、学部生や大学院生に魅力的なものとして感じてもらわなければならない。教員採用試験でのインセンティブなどを書き加えられないか」などの提案もあった。

この日の会合はWGの第7回会合として開催される予定だったが、委員の急な欠席があり、委員の出席者数が開催要件を満たさなかったため、懇談会として開催された。


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