【英語民間試験】非公開会議の記録公表 文科相が表明

大学入学共通テストの英語民間試験の活用延期について、萩生田光一文科相は11月6日、衆院予算委員会で、英語民間試験の活用など、現在の共通テストの枠組みを協議した文科省の「大学入学共通テスト検討・準備グループ」と、高校関係者や民間試験の実施団体らによる「大学入試英語4技能評価ワーキンググループ」の、非公開となった会合の記録を公表する考えを表明した。

文科省は英語民間試験の延期を受け、今後1年間をかけて新たな英語試験の在り方について検討する。その中で、今回の民間試験の導入が決まった過程も検証する方針。
予算委で立憲民主党の大串博志議員は、検討・準備グループの1回目~9回目までの議事録が公開されておらず、ブラックボックスだと指摘。共通テストで英語民間試験の活用が決まった検討過程について、萩生田文科相に公表を迫った。

それに対し萩生田文科相は「会議を公開すれば円滑な運営が妨げられる恐れがあり、審議の公正、円滑な実施に支障が生じると考えられる。大学入学者選抜に関わる非公開の情報を基に検討を行う必要もあることから、第1回会議から第9回会議まで非公開として行われた。なお、その後一定の議論がまとまったことにより、17年5月16日に英語の資格検定試験の活用を含む検討の進ちょく状況を大学入学共通テスト実施方針案として公表したことに伴い、その後の第10回以降は公開で開催している」と説明。

その上で「(導入が決まるまでの過程を)しっかり検証しなければならない。そのためにこの会議の中でどのような議論があったかは明らかにしていかなければならない。今、省の方で発言者の了解を取りながら、基本的には公開していく前提で準備させたい」と応じた。

また、萩生田文科相は、英語民間試験の活用開始を前に、高校側の不安を払拭(ふっしょく)する目的で、原則として非公開で開催された「大学入試英語4技能評価ワーキンググループ」についても、議事内容の公開を検討する考えを示した。


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