津波で家族失った高校生が紙芝居 仙台で防災フォーラム

国内外の防災の専門家や企業、市民が集まる「第2回世界防災フォーラム(WBF)」が11月10日から12日までの3日間、仙台市で開催されている。

発災時に役立つダンボール工作を学ぶ参加者

10日の開会式では、開催地を代表して仙台市の郡和子市長が「震災の記憶を長くとどめ、経験や教訓を未来の防災へ生かすためには、市民が国内外に発信していく場を継続的に設けていくことが重要だ」とあいさつ。

会場では、災害時に簡単に作れる「災害食」の試食会や、発災時に役立つダンボール工作教室が子供を対象に実施された。

また9日には、「311を未来へつなぐ」と題した前日祭が東北大学であり、フォーラム関係者ら約300人が参加。津波で家族を失った体験を持つ宮城県七ヶ浜町出身の高校生が、震災の記憶がない子供たちに命の大切さを伝えようと作った紙芝居を実演。

「震災の記憶を風化させないため、たくさんの人に紙芝居を見てもらい、防災意識を高めてほしい」と訴えた。