教員の専門性生かす「単元担当制」 大津市で来年度から

滋賀県大津市教育委員会は11月8日、教員の専門性を生かし、教科の単元内容に応じて指導する教員が代わる「単元担当制」に取り組むと発表した。来年度に市立小中数校の実践校で実施したい考え。

同市教委では今年度から「大津 教育Redesign Project(リデザイン プロジェクト)」を立ち上げ、学校が抱えている教育課題や新しい教育への対応策などについて、複数のプロジェクトチームで検討。現場の提案も受けながら教育の再構築を進めてきた。

単元担当制は、学力向上や新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を踏まえた指導体制の改革方策として、小学校教科担任制などと並んで盛り込まれた。

例えば、中学校で教科に対し複数の教員がいる場合に、理科ならば、化学が専門の教員は化学の内容を、生物が専門の教員は生物の内容を担当することや、小学校で版画が得意な教員が、全学年の図画工作の版画に関する単元を受け持つといったことを想定している。

同市教委では、そのための教員の確保など、来年度に必要な予算を確保した上で、市立小中数校を実践校に指定する方針。

担当者は「教科指導の中のさまざまな単元に合わせて、教員が専門性を発揮して最適な指導を行えるようにするのが狙いだ。実現のためには時間割の調整など課題もあり、よりベストな方法を模索していきたい」と話している。


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