【共通テスト】記述式問題の採点方法 受託業者が状況公表

大学入学共通テストの記述式問題で、採点業務を受託したベネッセホールディングスの子会社である学力評価研究機構は11月12日、国語と数学の記述式問題の採点に関する準備状況を公表した。採点者は大学・大学院の学位取得者または在籍者であり、学力試験や採点業務への適性検査、面接をした上で、採用後には科目に応じた研修を実施すると強調。正確性や公正・公平性の確保に努めるとした。

同社によると、採点は3人以上の採点者で実施する。2人の採点者が独立して採点し、結果が一致する場合は3人目の採点者が結果の正しさを確認。2人の採点が異なる結果となった場合は、採点の習熟度や経験を踏まえて任命された上位採点者が採点を行う。

採点者は、教員経験者を含む大学・大学院の学位取得者または在籍者を選抜の条件とし、学力試験や採点業務への適性検査、面接を課した上で、選定評価基準に合格した人を採点者として登録。共通テストの記述問題の採点業務は、この登録された採点者の中から、筆記試験の結果や過去の採点実績などを考慮して選抜する。

採点者は守秘義務など情報管理に関する研修や、採点を行うシステムの操作に関する研修、例題による採点演習などを経て、各科目特性に応じた採点基準の理解を徹底し、合格基準に達した採点者のみを採点業務に従事させる。また、採点期間中は、毎日業務開始前に必ずテストを受けさせ、合格点に達した採点者のみを採点業務に従事させる。

採点は全ての解答用紙をスキャンしてパソコンの画面上で採点するデジタル採点方式を採用し、採点者の画面には解答部分だけが表示され、採点マニュアルと照らし合わせながら評価を入力する。採点者は1つの設問を専任で担当しており、採点に集中・特化する環境を整える。

同社では、これらの採点の工程・仕組みにより、採点者個人の属性に依存することなく、高品質な採点が実現可能としている。


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