【木村泰子氏】「みんなの学校」を作る校長研修

教育開発研究所主催の「『みんなの学校』を作る校長研修」が11月23日、24日の両日、都内で開催された。講師に、映画『みんなの学校』の舞台となった大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子氏らを招き、約30人の小中学校長と教職員が全国から参加した。

「本当の学び」を語る木村泰子氏

冒頭のセッションでは、木村氏が自身の大空小学校立ち上げのエピソードを紹介しながら、「本当のインクルーシブ教育とは何か」という問いを提示。

「暴れる子がいるから、走り回る子がいるから授業が進まないというのは、授業は静かな環境でやるものという『当たり前』があるから。全ての子供の学習権を保障しようと思ったら、騒ぐ子や走り回る子がいる中で授業をするのが当たり前になる。人のせいにしない教育が現場で行われていたら、誰一人困る子がいない、誰一人学べない子はいなくなる」と述べた。

また、「良い教育の場を見せるためではなく、困る子、学べない子が誰一人としていない、児童生徒全員が安心して学べる環境を作るために大人ができることを、教職員が一丸となって考えていってほしい」と強調。

自らの失敗エピソードも紹介し、「過去に戻ることはできないが、気づいた時点からやり直せば未来につながる。どうやり直せば良いかを考えることが、本当の学びだ」と語った。

参加者らは2日間のワークショップの中で、学校や教職員の中にある「当たり前」を改めて問い直し、活発に意見を交わした。

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