核燃料棒の模型、適切に廃棄を エネ庁が学校に注意喚起

資源エネルギー庁は12月4日、沖縄県で発見された「ウランペレット(核燃料棒)」と記された物体が、かつて同庁が学校向けに配布していた「エネルギー教育用教材キット」に含まれる模型だったことが確認できたと発表した。各学校に対し、廃棄する際は模型であることが分かるようにするなど、適切な処理を注意喚起した。

燃料見本キットとそれに含まれる核燃料棒の模型

11月18日に沖縄県宮古島市で、不法投棄とみられる「ウランペレット(核燃料棒)」と記された物体が発見され、同市の要請を受けて陸上自衛隊が出動。放射線検知を行う事態に発展していた。

同庁がその物体を取り寄せたところ、同庁が2002~06年に、希望する全国の小、中、高校に配布していた「エネルギー教育用教材キット」に含まれていた模型だと確認した。

同キットは、累計約1万セットを配布したが、現在どのくらいの学校で使われているかまでは把握できていないという。

同庁は文科省と協力し、キットを廃棄する場合は産業廃棄物業者に本物ではないことを説明したり、模型であることが分かるようにしたりした上で適切に処分するよう、全国の教育委員会に周知する。

また、今後同様の事業の実施を検討する場合は、誤解のない表示や使用後の管理の在り方を含め考慮し、再発防止に努めるとした。


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