スマホ依存を手帳で自覚 中1がタイムマネジメント学ぶ

スマートフォンの使い過ぎを、タイムマネジメントで見直そう――。東京都江東区立深川第七中学校(佐川明夫校長、生徒数199人)で12月10日、手帳型の教材を使ってスマホの使い過ぎなどを認識する、情報モラルの授業が行われた。生徒らはお互いの時間の使い方を見比べ、タイムマネジメントの重要性に気付いたようだった。

タイムマネジメントの大切さを生徒に伝える塩田准教授

授業では、情報教育が専門の塩田真吾・静岡大学准教授が授業者となり、中高校生向けの手帳を販売するNOLTYプランナーズと塩田准教授が共同開発した教材「NOLTYスコラ オーブ」を使用。1年生の道徳の授業として1時間実施した。

塩田准教授は、中学生のインターネット利用率など、さまざまなグラフを生徒に示し、個人によって差があるが、睡眠や勉強など、他のやるべきことに悪い影響が出る状態が「使い過ぎ」だと説明。1日の時間の使い方を考えるタイムマネジメントの大切さを伝えた。

生徒らは「NOLTYスコラ オーブ」のワークシートに、土日を含めた3日間の、自分自身の時間の使い方を記入。スマホやゲームが占める時間を可視化すると、グループになり、それぞれの時間の使い方を比較・評価した。

お互いの時間の使い方を見比べる生徒

授業後、生徒らは「スマホやゲームを1日3~4時間くらいしてしまう。友達の記録と見比べると、勉強の時間が少なかった。手帳に記録を続けられるか自信はないが、頑張ってみたい」「スマホは持っているが、普段あまり使わない。ただ、自分は睡眠時間が人より少ないことに気付いた。記録することで生活スタイルを見直すきっかけになった」と感想を話した。

塩田准教授は「『NOLTYスコラ オーブ』は交流型の手帳である点がポイント。依存傾向の人は、記録して他の人と比較しないと、自分の状態を自覚できない。生徒のスマホ依存などに、どの学校も頭を抱えている。タイムマネジメントの力を育てていくことが重要だと考え、教材を開発した」と目的を説明した。


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