【記述式問題】延期ではなく中止を 野党が要望書

野党の国会議員らが12月16日、文科省を訪れ、大学入学共通テストにおける国語と数学の記述式問題の導入中止を求める要望書を提出した。共通テストでの記述式問題の導入を延期とした場合でも、教育現場の混乱や対象となる学年の生徒に不安は残るとして、延期ではなく中止すべきだとした。

立憲民主党、国民民主党、日本共産党などの野党はこれまで、共通テストの記述式問題に関する野党合同ヒアリングを実施しており、記述式問題の導入を中止する法案も国会に提出していた。

要望書では、記述式問題は採点者の質の確保が難しく、採点のぶれや採点ミスが起こりうること、受験生の自己採点結果と実際の試験結果に不一致が生じ、志望校の出願に影響が出ること、採点を請け負う事業者の利益相反などの問題を挙げ、文科省や大学入試センターの説明では、受験生が安心して入試に臨める体制が整えられているとは到底考えられないと強調。

現状の共通テストの記述式問題はマークシート方式の問題と大きな違いはなく、採点ミスが生じる可能性がある記述式問題を導入するメリットは全くないと指摘した。

その上で、来年度の記述式問題が延期となった場合、現在の高校1年生以降の生徒は不安が続くとし、教育現場におけるこれ以上の混乱を避けるためにも、共通テストにおける記述式問題の中止を求めた。


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