教師になりたい熱い思い ミュージカルで表現

教員志望の学生が対象の東京理科大学の講義「ミュージカル教育プログラム」が12月16日、東京都新宿区の同学・神楽坂キャンパスで行われた。元劇団四季所属で女優の高城信江さんが講師を務め、学生らはオリジナルのミュージカルに挑戦。学校現場で求められるパフォーマンス力や伝わりやすい話し方、発声方法などを身につけた。

オリジナルのミュージカルを披露する学生(井藤准教授提供)

この日は、全4回の講義の最終回。同プログラムは同学教職教育センターの井藤元・准教授監修の下、毎日新聞社が開発した。

台本は、井藤准教授と高城さんが書き下ろしたオリジナルで、教員採用試験の面接会場を舞台に、学生が演者となって、自分の強みや教師になりたい理由をミュージカル調に披露する内容。

せりふ部分は穴埋め形式になっており、学生はそれぞれのストーリーを台本の中に書き込み、自分のせりふを完成させる。

初回の講義では、大勢の前で大きな声を出すことに戸惑いを見せたり、不安そうだったりする学生が多かったが、回を重ねるごとに自信を持って演技ができるようになったといい、この最終講義では各グループが堂々と演技。それぞれが抱く教師になりたい熱い思いを、音楽に合わせて表現した。

井藤准教授は「学生たちにとって心理的ハードルの高い内容だったと思うが、彼らは課せられたハードルを軽々と跳び超え、表現することの面白さに気付いた。『自分を自分で演じる』という課題なので、役作りの過程で自分と向き合うことを余儀なくされ、教師を目指す根源的な動機を見つめ直すことになる。学生たちが自分の持ち味に気づけたのは、大きな収穫だと思う」と話した。


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