高校除く私立学校で学習費増加 子供の学習費調査

家庭が負担する子供の学習費について、公立学校は横ばいながら、私立学校では高校を除き増加傾向にあることが、文科省が12月18日に発表した、2018年度の子供の学習費調査で明らかとなった。

校種別の学習費総額

同調査は、全国の公立、私立の幼稚園から高校までの1140校を抽出し、2万9060人の保護者を対象に隔年で実施。1年間に保護者が支出した、子供の学校教育や学校外活動の経費の実態を調べた。

学習費の総額を校種別にみると、幼稚園では公立が22万3647円(前回調査比4.4%減)、私立が52万7916円(同9.4%増)。公立に対する私立の学習費は2.4倍だった。公立私立共に学校教育費では授業料の割合が最も多く、学校外活動費では「スポーツ・レクリエーション活動」への支出が最も多かった。

小学校では公立が32万1281円(同0.3%減)、私立が159万8691円(同4.6%増)。公立に対する私立の学習費は5.0倍だった。学校教育費では、公立は「図書・学用品・実習材料費等」の支出が最も多く、私立では授業料が最も多かった。また、学校外活動費では、公立私立共に補助学習費の支出が最も多かった。

中学校では公立が48万8397円(同2.1%増)、私立が140万6433円(同6.0%増)。公立に対する私立の学習費は2.9倍だった。学校外活動費では、公立私立共に補助学習費の支出が最も多く、私立よりも公立の方がその割合は高かった。

高校(全日制)では公立が45万7380円(同1.4%増)、私立が96万9911円(同6.8%減)。公立に対する私立の学習費は2.1倍だった。学校教育費のうち、授業料と「学校納付金等」の支出が公立では3割弱なのに対し、私立は6割強となっていた。私立高校では、授業料や学習塾などの補助学習費が前回調査より減少した。また、学校外活動費では、公立私立共に補助学習費の支出が最も多かった。

幼稚園から高校までが全て公立学校だった場合の学習費の総額は約541万円なのに対し、幼稚園のみ私立で、小学校以上は公立だった場合は約635万円、幼稚園と高校が私立で、小学校と中学校が公立だった場合は約788万円、全て私立学校だった場合は約1830万円になる。

また、世帯年収別に学校外活動費をみると、公私共に年収が増加すると支出も増加する傾向がみられた。


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