小中高で裸眼視力1.0未満が過去最多 スマホ影響か

小、中、高校で、裸眼視力が1.0未満の児童生徒の割合が過去最多となったことが、文科省が12月20日に発表した、今年度の学校保健統計調査(速報値)で明らかとなった。同省では、子供の屋外活動時間の減少や、スマートフォンなどの画面上での作業時間増加が視力低下に影響している可能性があるとみて、実態調査に基づく対策を検討する。

裸眼視力が1.0未満の子供の割合の推移

裸眼視力が1.0未満と判定された子供の割合は、校種別に▽幼稚園 26.1%▽小学校 34.6%▽中学校 57.5%▽高校 67.6%。小中高は調査開始以来、過去最多となった。

耳疾患と判定された割合は、校種別に▽幼稚園 2.6%▽小学校 6.3%▽中学校 4.7%▽高校 2.9%。鼻・副鼻腔疾患と判定された割合は▽幼稚園 3.2%▽小学校 11.8%▽中学校 12.1%▽高校 9.9%――だった。耳疾患は高校で、鼻・副鼻腔疾患は中学校と高校で、それぞれ過去最多となった。

虫歯と判定された割合は、校種別に▽幼稚園 31.2%▽小学校 44.8%▽中学校 34.0%▽高校 43.7%。中学校と高校で過去最少となった。

同調査は毎年実施されており、国公私立の幼小中高の健康診断結果に基づき、5~17歳までの子供の発育状態と健康状態を調べている。発育状態は5.2%(69万5600人)、健康状態は25.2%(337万1982人)の子供を抽出して調査した。


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