【英語民間試験】非公開の議事録「24日公表」 文科相表明

2020年度に始まる大学入学共通テストで活用が延期された英語民間試験について、萩生田光一文科相は12月23日の閣議後会見で、有識者らが非公開で協議した2つの会議の議事録を、24日に公表すると述べた。また、英語4技能や国語と数学の記述式問題を巡る大学入試の在り方を議論する、新たな検討会議のスタートが年明けにずれ込むことを明らかにした。

記者会見する萩生田光一文科相

議事録が公開される会合は、共通テストの枠組みを協議した文科省の「『大学入学希望者学力評価テスト(仮称)』検討・準備グループ」と、高校関係者や民間試験の実施団体らによる「大学入試英語4技能評価ワーキンググループ」。先の臨時国会で、野党から非公開の会議が「ブラックボックスだ」と追及され、萩生田文科相は公開に向けて準備を進める考えを表明していた。

検討・準備グループは、新たな試験の名称が大学入学共通テストに決まる前の16年4月に設置され、17年7月に英語民間試験を活用するとした共通テストの実施方針を決めたが、全12回のうち1回目~9回目の議事録が公開されていなかった。

ワーキンググループは18年12月、英語民間試験の活用開始を前に、高校側の不安を払拭(ふっしょく)する目的で設置され、これまで6回開催されたが、原則として非公開で行われた。

また、萩生田文科相は、大学入試における英語4技能と記述式問題の在り方を議論する新たな検討会議について、年内に委員構成を公表する考えを改めて示した。しかし、第1回会合については、英語民間試験の活用延期に記述式問題の見送りが加わり、委員を追加したため人選に時間がかかったとして、当初予定していた年内開催を取りやめ、「年明けの早い段階」に開催する考えを示した。

萩生田文科相は12月25日と26日に、ソウルで行われる日中韓科学技術協力担当大臣会合に出席するため、韓国を訪問することを明らかにした。日中韓3カ国の科学技術協力について協議するほか、中国と韓国の科学技術担当大臣との2国間会談も行う。


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