児童生徒1474人が体罰被害 骨折など傷害は177件

文科省が12月24日発表した体罰の実態把握調査によると、2018年度に全国の学校で発生した体罰は767件697校(前年度773件699校)だったことが分かった。このうち177件で骨折や打撲など傷害の報告があった。体罰を受けた児童生徒数は前年度より127人増の1474人に上った。

学校種別の発生件数の内訳は、▽小学校 183件(同1件増)▽中学校 268件(同10件増)▽義務教育学校 2件(同1件増)▽高校 287件(同30件減)▽中等教育学校 7件(同5件増)▽特別支援学校 20件(同7件増)――だった。

体罰を受けた児童生徒数の内訳は、▽小学校 277人(同27人減)▽中学校 548人(同119人増)▽義務教育学校 2人(同1人増)▽高校 617人(同28人増)▽中等教育学校 8人(同3人増)▽特別支援学校 22人(同3人増)――だった。

加害者となった教職員を年代別にみると、▽20代 113人(同16人増)▽30代 181人(同15人減)▽40代 163人(同24人減)▽50代以上 310人(同17人増)――で、20代と50代以上で前年度より増加した。

体罰の種類では「素手で殴る・たたく」が362件で最も多かった。続いて▽蹴る・踏みつける 79件▽投げる・突き飛ばす・転倒させる 66件▽棒などで殴る・たたく 42件▽物をぶつける・投げつける 34件▽つねる・ひっかく 29件▽正座など一定の姿勢を長時間保持させる 25件▽教室などに長時間とどめておく 1件――などだった。

体罰が発生した場面で特に多かったのは、「授業中」(280件)と「部活動」(192件)で、発生件数の6割以上を占めた。

調査は各都道府県・指定都市教委を対象に、18年度に報告された国公私立小・中・高校や特別支援学校などの体罰事案を集計した。


関連