20年度から組み体操を禁止 事故防げず、神戸市が決定

運動会などでの組体操による事故が問題となっていた神戸市教育委員会は12月20日、2020年度以降の運動会や体育大会での組み体操の実施を禁止する方針を決め、各学校に通知した。安全対策を徹底しても事故を防げなかったことから、有識者による検討会議の議論も踏まえ、「組み体操が安全な状態で実施できない」と判断した。

神戸市では19年9月に、久元喜造市長が、組み体操の練習中に骨折事故が相次いで起きていることを受け、SNS上で学校に中止を呼び掛ける異例の事態に発展。市長の呼び掛けを踏まえ、市教委では、組み体操の指導者が事前研修を必ず受け、演技構成や安全確保策を検討した実施計画書を作成した上で実施するよう、各学校に指導していたが、それでも19年秋には、骨折6件を含む51件の事故が報告されていた。

通知では、有識者による検討会議で、事故は二人組の技で多いことや、子供の運動能力の低下、教職員の負担などの問題を指摘する意見が出たことを受け、20年度以降、運動会や体育大会での組み体操の実施を禁止した。

また、比較的事故が多いといった理由から、タワーやピラミッド、サボテン、飛行機、倒立、肩車、人間おこし、人間ロケットなどの技について、組み体操以外のプログラムに組み込むことも禁じた。


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