通級指導の児童生徒数が過去最多に 特別支援教育調査

文科省は12月26日、2018年度の「特別支援教育に関する調査」の結果を公表した。発達障害などにより、通級による指導を受けている児童生徒数は過去最多となった。特別支援学校に在籍し、日常的にたんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要な児童生徒の数も、09年度以降、最も多かった。

通級指導を受けている児童生徒数の推移(18年度から国立、私立学校、高校が含まれる)

18年度に小学校・特別支援学校に就学予定の新1年生のうち、特別支援学校への就学基準となる障害の程度に該当し、特別な教育的支援を必要とする児童生徒は1万300人で、そのうちの27.3%に当たる2817人が公立小学校に在籍していた。

小、中、高校で通級による指導を受けている児童生徒は12万3095人(前年度比1万4149人増)で、今回の調査で初めて加わった高校の508人を除いても過去最多となった。障害種別では言語障害が最も多く3万8754人、次いで自閉症が2万4175人、注意欠陥多動性障害が2万1300人、学習障害が2万293人、情緒障害が1万6072人と続いた。

医療的ケアが必要な児童生徒数は9693人。特別支援学校に在籍しているのは8567人、特別支援学校以外の幼稚園、小、中、高校に在籍しているのは1126人だった。このうち、463人が通常学級に、663人が特別支援学級に在籍していた。医療的ケアを行う看護師は、特別支援学校に2042人、特別支援学校以外に730人が配置されていた。

医療的ケアが必要な児童生徒のうち、特別支援学校の在籍者数は09年度以降、最多となった。また、小中学校に在籍する児童生徒数は974人で、14年度(976人)に次いで2番目に多かった。

同調査は、国公私立の幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校などを対象に、18年度を中心とした特別支援教育のニーズや学校の指導体制をまとめた。


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