放課後児童クラブが過去最多 受け皿確保追いつかず

厚労省は12月25日、2019年の放課後児童クラブの実施状況調査の結果を公表した。クラブ数は過去最高となった一方で、登録児童数や、クラブを利用したくても利用できない待機児童数も過去最多となり、受け皿の整備が追いついていない状況が浮き彫りとなった。

放課後児童クラブの数と登録児童数、待機児童数の推移

19年5月1日時点での放課後児童クラブの登録児童数は129万9307人(前年比6万4941人増)で、過去最高となった。

一方、放課後児童クラブを利用できなかった待機児童数は1万8261人(同982人増)で、学年別に見ると▽小1 2352人(同315人減)▽小2 2027人(同86人減)▽小3 4345人(同329人増)▽小4 5720人(同408人増)▽小5 2838人(同 534人増)▽小6 979人(同112人増)。

放課後児童クラブの数は2万5881カ所(前年比553カ所増)で、こちらも過去最高を更新した。また、午後6時半以降も開所しているクラブは1万4699カ所(56.8%)、夏休みなどの長期休暇中に開いているクラブは1万4351カ所(55.7%)だった。

放課後児童支援員は9万8905人(同8136人増)で、そのうち、認定資格研修を受講したのは7万479人(71.3%)、保育士の資格を持っているのは2万4043人(24.3%)、教員免許状を持っているのは2万6272人(26.6%)だった。

放課後児童クラブは、共働きの家庭の児童に放課後の居場所を提供する目的で、小学校の空き教室や児童館などを利用して開設されている施設。国が18年に策定した「新・放課後子ども総合プラン」では、21年度末までに約25万人分の放課後児童クラブを整備し、待機児童を解消。23年度までに約30万人分の整備を目指している。


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