私立学校施設の耐震化率91.4% 改善するも公立より遅れ

昨年4月時点での幼稚園~高校までの私立学校施設の耐震化率は91.4%で、前年度に比べ1.1ポイント改善したことが、文科省が昨年12月25日に公表した「私立学校施設の耐震改修状況調査」で明らかとなった。私立学校施設の耐震化は年々進んでいるものの、ほぼ完了した公立学校施設と比べると遅れている現状がある。また、私立大学の施設の耐震化率は92.8%で、前年度から1.2ポイント上昇した。

私立学校の耐震化率(校種別)

幼稚園~高校の、私立学校施設の建物2万3291棟のうち、新耐震基準で建築されたのは1万5735棟、旧耐震基準で建築されたのは7556棟あった。旧耐震基準で建築された施設で、診断などにより耐震性があるとされたのは5558棟。耐震性がない、または、耐震診断が未実施なのは1998棟あった。旧耐震基準の建物の耐震診断実施率は84.1%(前年度比1.7ポイント増)だった。

耐震化率を校種別にみると▽幼稚園・認定こども園 91.5%(前年度比 1.1ポイント増)▽小学校 98.2%(同0.4ポイント増)▽中学校 97.4%(同1.1ポイント増)▽高校 90.1%(同1.3ポイント増)▽中等教育学校 98.3%(同0.1ポイント増)▽特別支援学校 100.0%(同増減なし)。

私立大学の施設のうち、新耐震基準で建築されているのは3539棟、旧耐震基準で建築されているのは1158件だった。そのうち、耐震診断の結果、耐震性があるとされたのは821棟、耐震性なしとされたのは220棟、耐震診断未実施は117棟だった。耐震診断の実施率は89.9%で、前年度と比べ1.9ポイント上昇した。


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