国際バカロレアのDPで告示改正 代替できる科目を拡大

国際的に通用する大学入学資格が与えられる教育プログラムである国際バカロレアについて、文科省は1月7日までに、主に後期中等教育を対象としたディプロマ・プログラム(DP)の認定校における、教育課程の基準の特例を一部改正する告示を公布・施行した。国際バカロレアの認定校では、DPの一部科目を履修した場合に、学習指導要領上で対応する科目を履修したとみなすことができるようになっているが、その代替措置の対象を拡大した。

改正によって、現行制度でも対象となっている▽フィジィックス(学習指導要領上の科目:物理基礎)▽ケミストリー(同:化学基礎)▽バイオロジー(同:生物基礎)▽ランゲージB(同:コミュニケーション英語Ⅰ)▽セオリー・オブ・ナレッジ(同:総合的な探究の時間)――に加え、▽ヒストリー(同:世界史A、B、日本史A、B)▽ジオグラフィー(同:地理A、B)▽ミュージック(同:音楽Ⅰ)▽ヴィジュアルアーツ(同:美術Ⅰ)――を追加する。

また、19年度の国際バカロレアDPのカリキュラム改訂で科目変更があった「マセマティックス:アナリシス・アンド・アプローチズ」と「マセマティックス:アプリケーションズ・アンド・インタプリテーション」については、学習指導要領上の「数学Ⅰ」に代替可能とした。

これらの代替をする場合は①学習指導要領に定める内容事項が適切に取り扱われている②生徒の発達段階や各教科の特性に応じた内容の系統性、体系性に配慮がなされている③生徒の転出入に対する配慮などがなされている――ことを条件とする。

文科省によると、国際バカロレアのDPを実施し、告示の対象となる学校は全国で32校。政府は国内のバカロレア認定校について、20年度までに200校以上にすることを目標に掲げているが、昨年11月時点での認定校は150校にとどまっている。


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