西日本豪雨の被災校で復興式 約1年半ぶりの再開

2018年7月の西日本豪雨で校舎が使えなくなった福岡県嘉麻市立熊ヶ畑小学校(柴田英生校長、児童21人)で復旧工事が完了し、1月8日、3学期の始業式前に「復興(復校)式」が開かれた。

西日本豪雨の発生当時、同校は耐震補強工事中だった。豪雨により校舎に隣接する裏山の一部が崩れ、大量の土砂で渡り廊下とトイレ棟が押し流されて全壊。教室棟も壁の一部が損壊するなど大きな被害を受け、校内は立ち入り禁止となった。

その後、当初の耐震補強と併せて、大規模改修のほか、崩れた斜面や地盤沈下に対応した工事が実施され、昨年11月に工事が完了した。

児童らは被災後、約3キロ離れた別の同市立小学校にバスなどで通い、空き教室を間借りして授業を受けており、約1年半ぶりに同校に戻った。

復興(復校)式は同校の体育館で開かれ、児童と保護者、教職員に加え、地域住民や歴代校長など約40人が出席。

児童は「被災して大変な中でも頑張れたのは、地域の皆さんが待っていてくれるという安心感があったからです」と感謝の言葉を述べ、全員で「ただいま帰りました」とあいさつした。

柴田校長は児童に「これまでよく頑張りました」と語りかけ、出席者に向け「ピンチをチャンスにとよく言われるが、熊ヶ畑小がかけがえのない大切な存在であると実感できた。地域や保護者と力を合わせて再出発したい」と語った。


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