道立施設に遠隔授業の拠点設置 複数の小規模高校に配信

北海道教委が札幌の道立施設に、複数の道立高校をテレビ会議システムなどでつなぐ遠隔授業の拠点設置を検討していることが、道教委への取材で1月10日、分かった。小規模高校などでの多様な科目開設や、習熟度別の少人数教育実施をサポートする。

離島やへき地の小規模校を多く抱える北海道では、これまでも、こうした学校に対し、近隣の高校が遠隔授業や出張授業を実施してきた。

道教委はそうしたノウハウを生かし、さらなる充実を図る目的で、札幌の道立施設に遠隔授業の拠点を設け、指導力の高い教員を配置。複数の高校をつないで、双方向のやり取りが可能な同時配信による遠隔授業を実施し、小規模校で開設が難しかった科目や習熟度別の少人数指導などを可能にする。

これにより、例えば、小規模校でも大学進学を目指す生徒が求める科目を開設できるようになるなど、ニーズに応じた細かな教育体制を実現できるようになる。

複数の学校と拠点を同時配信でつなぐには、時間割を調整するなどのさまざまな検討課題も残っていることから、道教委では2020年度から試行的に実施し、これらの課題を検証しつつ、早期の本格実施を目指す考え。

遠隔教育をめぐっては、文科省でも2023年度までに、遠隔教育を実施したいができない学校を0にする目標を掲げ、中学校で遠隔教育の特例校制度を導入するなど、普及に向けた実証を進めている。


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