阪神・淡路大震災から25年 各校で追悼や防災の取り組み

戦後初の大都市直下型地震となった阪神・淡路大震災は、1月17日で発生から25年となった。兵庫県内を中心に各校で追悼行事があり、児童生徒が祈りをささげ、教訓を学んだ。

兵庫県立舞子高校では1000人分の炊き出しが行われた(同校ホームページより)

淡路島にある南あわじ市立西淡志知小学校では、追悼行事と避難所体験があった。児童と住民ら約100人が参加し、犠牲者へ黙とうをささげた後、同市の職員から避難所生活について説明を受けた。

児童は「冬は素足でいると体が冷える」「床に寝るとほこりを吸い込み、体調を崩しやすい」ことなどを学び、新聞紙を使ったスリッパや、段ボールを活用した簡易ベッドの製作を体験した。

全国で初めて防災を専門に学ぶ「環境防災科」が設置された兵庫県立舞子高校では、先立つ形で15日に、メモリアル行事と防災・減災ワークショップが行われた。

同校は被災地に位置する学校で、震災直後から市民救命士の資格取得に全校で取り組み、県教委の防災教育事例集作成に参画するなど、先進的な実践を進めている。

メモリアル行事とワークショップでは、同校生徒に加えて県外の中高生と地域住民ら約1000人が参加する中、全体講演会や生徒運営の分科会を実施。最後にはグラウンドで自衛隊と連携しながら、「舞子千人鍋」と名付けられた1000人分の炊き出しが参加者に振る舞われた。

同県立松陽高校では、1月17日に神戸市で開かれた「ひょうご安全の日のつどい」で、生徒が開発した防災備蓄パン「松の陽だまりパン」をPR。

同校で商品開発の授業を受ける生徒が、災害支援につながる商品を作ろうと開発に取り組んできたパンで、避難所生活に多い便秘の悩みを軽減したいと、医師や栄養士に取材して、食物繊維が豊富なブルーベリーを生地に練り込んだ。

3年保存が可能な缶詰パンで、「おなかに優しく、いつでもどこでも、おいしく食べられるやわらかいパン」をうたう。昨年に商品化しており、同校では県内外に広く宣伝していきたいという。

阪神・淡路大震災は1995年1月17日に発生した、兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の大地震。住宅約25万棟が全半壊し、犠牲者は6434人に上った。

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