プログラミングでロボット相撲 全国の特別支援学校つなぐ

特別支援学校に通う子供たちが、ロボット相撲で大勝負!

ロボット相撲の勝負の行方を見守る子供たち

全国特別支援学校病弱教育校長会が主催する「ロボットプログラミング選手権2019(病弱教育部門)」の全国大会が1月24日、横浜市南区の神奈川県立横浜南養護学校(萩庭圭子校長、児童生徒100人)で行われた。

会場では、遠隔システムでつないだ出場校の子供たちが見守る中、工夫を重ねたプログラムを施したロボットによる熱戦が繰り広げられた。特別支援学校の病弱教育部門を対象とした全国規模のプログラミングの大会は、初めてとなる。

ロボットは富士ソフトが開発したプログラミング教材「プロロ(Proro)」を使用。円形の土俵上でセンサーから情報を読み取りながら、相手のロボットの動きをとらえ、土俵の外に押し出したら勝ちとなる。2本先取の3本勝負で、全国5ブロックの地区予選を勝ち上がった16チームがトーナメントを戦った。

決勝戦では、東京都立光明学園と千葉県立仁戸名特別支援学校が激突。10回以上の取り直しを含む1勝1敗1分の名勝負が繰り広げられ、大会規定により、決まり手に至るまでのタイム差で仁戸名特別支援学校が初代チャンピオンの栄冠を手にした。

最後までどちらが優勝するか予想がつかない展開に会場は盛り上がり、勝敗が決すると歓声と拍手が沸き起こった。

優勝した仁戸名特別支援学校の渡辺あけみ校長は「子供たちは授業以外の時間もプログラミングに没頭し、教員も夢中になってしまった。病弱教育部門の子供たちは、人前で表彰されたり、人と競い合ったりする機会が少なく、こうした場は大切だ」と話した。

全国大会のために直接会場を訪れていた長崎県立桜が丘特別支援学校高等部3年の小林晃也さんは「3位という結果はうれしい反面、悔しさもある。もともとパソコンが好きだったが、情報科の先生に誘われてプログラミングに挑戦した。戦略をどう工夫するかに面白さや難しさを感じる。卒業後も、仕事をしながらプログラミングの勉強を続けたい」と大会を振り返った。

横浜南養護学校の星野進副校長は「入院中でなかなか外出できない子供でも、プログラミングならば、遠隔でつないで一緒に取り組むことができ、相性がいい。大会を通じて、将来プログラマーになりたいという子供もいると聞いている」と期待を寄せた。

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