プログラミング的思考を育成 ロボット教材使い公開授業

小学校新学習指導要領におけるプログラミング教育の必修化を見据え、東京都板橋区立上板橋第四小学校(氣田眞由美校長、児童366人)で1月29日、さまざまな学年、教科でのプログラミング的思考力の育成を狙った公開授業が行われた。6年生の理科の授業では、ロボットを作り、論理的な考え方や環境問題の解決策について考えた。

設計書を基にロボットのプログラムを検討する児童

同校は、2018年度から都教委のプログラミング教育推進校に指定され、全学年のさまざまな教科でプログラミング教育を実践している。

6年生では、理科の「地球に生きる」の単元で、レゴエデュケーションのロボット教材「SPIKE プライム」を使用し、グループで大気汚染やゴミ問題、災害などの課題を解決するロボットを作った。

各グループは、ロボットによって解決すべき課題を明記した「ゴールカード」や、ロボットのプログラムをフローチャートにした設計書をボードに貼って共有。児童らはそれに基づいて話し合いながら、ロボットのパーツを選んだり、プログラムを改良したりした。

後半では、グループ交流を行い、出来上がったロボットについてプレゼンテーションしたり、改善点をアドバイスしたりした。

授業者で同校研究主任の曽根原加果(かなみ)教諭は「『ゴールカード』や設計書を確認できるようにしておくことで、グループの中で目的意識を共有できるようにしている。ロボット作りを通じて、自分で調べたり、考えたりする探究心が深まる。一般論や夢物語ではなく、自分事として捉えるようになる」と強調した。

公開授業後の講演で中川一史・放送大学教授は、全校でプログラミング的思考の育成に取り組む同校の実践を評価し、「プログラミング的思考を段取り力や手順力、構想力と捉えるならば、あらゆる教科の中でプログラミング的思考が求められている場面があることが分かる。プログラミング的思考は単発の授業ではなく、あらゆる教科や学年をつないで育てる必要がある」と参加者に助言した。

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