校則の見直しを トランスジェンダー団体が市教委に要望

静岡県浜松市内の公立中学校の校則に、靴の色指定や男女別の制服規定など行き過ぎた項目があるとして、浜松TG(トランスジェンダー)研究会が1月31日、同市教委に要望書を提出した。制服と髪型について男女別の記載をやめることや、児童生徒自身が校則を決められるようにすることなどを求めた。

同研究会は昨年から、市内の公立中学校48校の校則を検証。LGBT当事者に限らず全ての児童生徒にとって、時代に合わない、一般社会とかけ離れた内容が盛り込まれていると指摘した。

要望書では、校則は「人権が侵害されていない」「合理的な理由がある」「多様な子供たちに配慮する」ことを指針としつつ、具体例を示しながら各中学校に提示することを求めた。

特に戸籍上の性別で分けられている制服と髪型の基準は、男女別の記載をやめて、生徒の自認する性別を尊重するよう強調した。

また、制服を巡っては、ズボンやスカート、上着などパーツごとに選択できる標準服を同市教委が定め、各中学校の既存の制服に加えて選べるシステムを提案。医師の診断書や学校の許可がなくとも、リボンやネクタイなどを、個人が自由に選択できる環境の整備を求めた。

さらに、校則や学校のルールを児童生徒自身で定められるよう、各校に指導することを要望した。

同市教委の担当者は「行き過ぎた校則を見直す動きは、各学校で進んでいる。今後もさらに注力していきたい」と話している。

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