福岡市が学習支援動画を配信開始 今後は教員向けも

福岡市は2月4日、市内の小中高と特別支援学校に通う児童生徒向けに、「福岡 TSUNAGARU Cloud(つながるクラウド)」の名称で学習支援動画を配信するサービスを始めた。家庭や外出先などでの学習のほか、学校での授業で活用してもらい、つまずきやすい内容を分かりやすく伝える狙い。同市は「政令指定都市では初めての取り組み」としており、今後は教員向けの動画配信や教材共有での活用もスタートさせる方針。

「福岡 TSUNAGARU Cloud(つながるクラウド)」のイメージ

動画はクラウドサービスで提供しており、インターネット経由でパソコンやスマホ、タブレットを使って場所を選ばずに閲覧できる。各教科の学習のポイントや運動のコツなどに加え、地域の伝統や特色を伝える内容も配信している。

高島宗一郎市長は「不登校の子供や、学び直しをしたい大人にも活用してほしい」と話す。

初日は市教育センターが監修して制作した動画25本を配信した。算数・数学の基礎や理科の実験方法、彫刻刀の使い方などのほか、「ロンダート」といった体操のポイントを、1~7分程度で解説している。

同市によれば、2月6日現在でもっともアクセス数が多いのは、小学1年生を対象とした「時計の読み方」で、次いで小学校社会科の「地域動画 博多どんたく」だという。

同市は「教員の大量退職がある中でも高い指導力を確保できるよう、ベテラン教員のスキルを学べる場にしたい」としており、教員向けの研修動画も追加する方針。また、市全体で教材などの教育用データを共有するのにも、同クラウドを活用する予定で、授業準備の時間を削減して働き方改革にもつなげたい考えだという。

動画は「福岡 TSUNAGARU Cloud」ポータルサイトから誰でも自由にアクセスできる。今後はコンテスト形式で教員の手作り動画を募集し、今後10年間で500本を超える動画の公開を目指す。

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