プラダが海洋教育プログラム 世界の中高生対象に

ファッションブランドのプラダグループとユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)はこのほど、海洋サステナビリティに特化した教育プログラムを連携して実施すると発表した。

ユネスコとプラダが実施する教育プログラムのイメージ画像(プラダグループ公式サイトより)

世界各都市の中高生を啓発し、海洋資源に関する意識を高めるのが狙い。プラスチックごみなど海洋汚染を巡る問題や、ファッション分野における持続可能な生産、エシカル消費への取り組みなどが主なテーマという。

同プログラムの実施期間は今年2月から5月までで、担当教員はオンライン上のセミナーで研修を受ける。プログラムの終わりには、生徒が海洋保全に関する啓発キャンペーンを企画し、優秀作品に選ばれた企画は6月2日から6日に開催される第2回国連海洋会議で紹介される。また、その後はユネスコとプラダグループの公式サイトなどで公開される。

プラダグループはこれまでにも、廃棄された資材や製品から作られた再生ナイロンを使用して新たな製品を作るなど、環境に配慮した再生可能な生産に取り組んできたという。また、海中に廃棄、放置された漁網などが海の生態系に壊滅的な打撃を与えているなどとして、公式サイトでショートビデオを公開し、海洋保全を訴えてきた。

同グループのマーケティング&デジタルコミュニケーション部門責任者のロレンツォ・ベルテッリ氏は「世界中の中高生と直接交流する取り組みで、海洋保全に対する意識の向上を図りたい」とコメント。

IOC事務局長兼ユネスコ事務局長補のウラジミール・リャビーニン氏は「海洋が直面している課題は地球規模のもので、1つの国や組織だけでは解決しきれない。私たちはプラダグループと共に、世界中の中高生に関心を持たせ、若いエネルギーと創造性を原動力に、海洋リテラシーの高い社会を築いていきたい」と話している。

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