筑波大附属インクルーシブ授業 橋本五輪相が視察

「心のバリアフリー」をテーマにした筑波大学附属大塚特別支援学校(柘植雅義校長、幼児児童生徒73人)と同大附属小学校(甲斐雄一郎校長、児童750人)の共同交流学習が2月19日、開催され、橋本聖子東京オリンピック・パラリンピック大臣が視察した。大塚特別支援学校に設置されているプロジェクションマッピングを取り入れた「ミライの体育館」を舞台に、児童らはゲームを楽しみながら交流を深めた。

ゲームを楽しむ児童ら

参加したのは大塚特別支援学校1~6年生23人と、同小5年生30人。両学校の児童は定期的に交流活動を実施している。

児童が体験したのは、さまざまな形になる床の模様に合わせて移動する「わくからはみでるな!」と、動くクモを避けながらゴールを目指すマスゲーム「宝にたどりつけ」の2種類。どちらもプロジェクションマッピングを活用したもので、筑波大学附属駒場高校の生徒が2カ月間かけ、プログラミングして開発したという。

児童は2~3人ごとのチームに分かれ、ゲームに挑戦。手をつないだり肩を組んだりして、お互いに協力しながらプレイした。ルールを理解できていない児童がいると、学校種を越えてフォローしたり、アドバイスを送ったりする場面が目立った。

同小の児童は「協力し合う気持ち『協力心(きょうりょくしん)』が必要だった。ゲームを通して深まったと思う」と感想を発表した。

イベントの感想を話す橋本東京オリパラ大臣

イベント後、記者団に感想を語った橋本東京オリパラ大臣は、児童の発表について触れ「『協力心』という言葉がすてきで、私もこれから使わせてほしいと(発言した児童に)伝えた。彼は普段から周りと協力することを大切にしており、その言葉は体から自然と出たと話してくれた」と述べた。

さらにオリンピック・パラリンピック教育を巡っては、「こういった交流授業の良さを全国に発信したい。また学校現場でもオリンピアンやパラリンピアンの出前授業を、ぜひ活用してほしい。これからの社会をつくる主役は子供たちなので、多様な人と学び合える場をどんどんつくりたい」と話した。

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