【新型肺炎】卒業式の一律中止は求めず 文科相が見解

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大を受け、各地で大規模なイベントの開催自粛が相次ぐ中、萩生田光一文科相は2月21日の閣議後会見で、学校の卒業式については一律に中止を求めないとする見解を明らかにした。新型肺炎の子供への感染を巡っては同日、北海道内で新たに小学生2人の感染が確認された。

卒業式の一律の中止は求めない考えを示した萩生田文科相

会見で萩生田文科相は「小中学校における卒業式は、これまでの学校生活を振り返りながら新しい生活への転換の動機付けとするための、かけがえのない節目の行事だと思っている。現時点で一律に中止を求めることは考えていない」と述べた。

その一方で「すでに感染が確認されている地域においては、自治体の衛生部局ともよく相談をして、感染拡大防止の観点から、実施方法の変更や延期などを含め、対応を検討していただきたい」と要請。

具体的な方法として、保護者と児童生徒を別会場として、卒業式の様子を映像で見られるようにすることや、春休みの時期に延期することなどを挙げた。

また、卒業式を開催する際は、参加者の手洗いの奨励や会場入り口へのアルコール消毒液の設置、風邪のような症状がある人の参加は断ることを徹底するなど、可能な範囲での対策を求めた。

大学入試で受験生に感染者がいた場合で、大学によって代替措置の実施の有無が分かれている状況については、これまでの通知で振替受験や大学入試センター試験を参考にした合否判定などの配慮を求めてきたことに触れ、「各大学が抱える実情もさまざまだとは思うが、受験生にとっては、これまでの努力を試すことのできる、いわば集大成であり、各大学においては感染の拡大防止を念頭に置きつつも、受験生の進学の機会を最大限に図っていただきたい。必要があれば、さらなるお願いを続けていきたい」と強調した。

北海道は2月21日、中富良野町立中富良野小学校に通う10代と10歳未満の、いずれも男子児童の兄弟で感染が確認されたと発表。2人とも症状は出ているが回復傾向にある。中富良野小は同日午後から学校閉鎖となった。

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