【新型肺炎】式典中止や春休み前倒し相次ぐ 教委など発表

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大で、教委や自治体、大学などが2月26日までに相次いで、卒業式・入学式の中止や縮小、春休みの前倒し、時差通学、合格発表の掲示取りやめなどを発表した。

卒業式については、小中学校では北海道教委が、卒業証書の授与を代表のみにするなどの時間短縮や、出席者を制限するよう求めた。埼玉県教委も同日、延期や中止を含めた見直しを検討するよう通知。名古屋市教委は、時間短縮や在校生の参加見合わせを検討するよう要請した。熊本市教委は在校生や来賓の参加を認めないとしている。

高校では東京都教委が、保護者と来賓の式典出席は認めないとした。出席は生徒と教職員に限り、時間短縮もする。神奈川県教委は保護者と来賓に出席の自粛を求めると決めた。県内の公立小中学校については、各市町村教委に判断を委ねるとしている。

春休みの前倒しについては、都が26日、高校・中等教育学校・特別支援学校など都立学校約250校で、学年末考査を終えた学校から春休みを前倒しで実施し、生徒は順次、自宅学習とすることを感染対策会議で明らかにした。

加えて都は、公共交通機関が混雑している時間帯の登下校を避ける「時差通学」にも取り組むとし、始業時間を遅らせ、下校時間を早めるなどで対応することを決めた。こうした方針は区市町村教委とも共有する。

時差通学については神奈川県も同日、危機管理対策本部会議を開き、始業時間の繰り下げなどで可能な限り導入するとした。

大学では、卒業式だけではなく入学式の延期や中止の発表が続いている。公立大では国際教養大が延期を決めており、25日に会見した鈴木典比古学長が理由について、「学内で感染が拡大した場合、海外大学との交換留学が中止され、在学生の単位取得が困難になる恐れがある」と説明した。

私立大では、入学式を音楽プロデューサーのつんく♂氏が演出する近畿大(大阪府)や、学生の半数を留学生が占める立命館アジア太平洋大(大分県)が、卒業式と入学式の中止を発表した。立命館アジア太平洋大は新入生全員に対し、入学前2週間の渡航歴や体温の記録提出を求める。

合格発表についても、東京大学や大阪市立大学などが学内掲示を中止し、ウェブサイトと携帯電話サイトのみに掲載すると発表した。

このほか、3月11日ごろに予定されていた東日本大震災の追悼行事については、岩手県陸前高田市や宮城県塩釜市、同県山元町などが、中止や規模縮小を検討している。

次のニュースを読む >

関連

あなたへのお薦め

 
特集