【新型肺炎】学生の帰省を控えるよう要請 国大協が方針

全国の国立大学で構成される国立大学協会(国大協)は3月4日、都内で総会を開き、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大防止のため、大学生に帰省などの不用意な活動を控えることを要請する方針を固めた。近日中に会長メッセージとして公表する。

新型肺炎への対応で意見交換する国大協の総会

2日に新型肺炎に関する政府の専門家会議が示した見解では、重症化リスクの低い10~30代の若年層が、感染していても症状が軽いために、感染を広めてしまう懸念が示されていた。これを受け、国大協の要請では、地域間の感染拡大を防ぐため、帰省や旅行など、居住地域を離れて活動することを控えるよう学生に求める。

総会後の記者会見で、ウイルス学者で、国大協会長の永田恭介筑波大学長は「科学的な事実として、不顕性感染の人がかなりいるとの前提に立つと、学生にはウイルスのキャリアである可能性があるとの自覚を持って行動してほしい」と説明した。

また、永田会長は小中高などに臨時休校を要請した政府の対応については「不顕性感染は非常に多い。子供や若者は元気なので、知らない間に感染を広めてしまいかねない。そのような措置を取ることは一つの方法かと思う」と指摘した。

この日の総会では、各大学の卒業式や入学式の実施方針についても情報交換の場が設けられ、「大学は新入生の健康状態を把握できない。そういう意味では、卒業式よりも入学式の開催の方に課題がある」「学生がいったん帰省し、卒業式で再び大学に来ることによる感染拡大のリスクも想定しないといけない」などの意見が出た。

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