教員向け通級指導のガイド 文科省検討会議が原稿案協議

教員向けの通級指導ガイドの編集を進めてきた文科省の検討会議はこのほど、最終会合(第6回)を都内で開き、初めて通級指導を担当することになった教員向けガイドの原稿案について協議した。同省は加筆修正などを行った上で、3月中の公表を目指す。

小中高で、特別な支援が必要な児童生徒に応じた教育を個別に行う通級指導のニーズが高まっていることを受け、ガイドでは初めて通級指導を担当する教員を想定して、1年間の流れや実践例を図解。経験の浅い教員の不安を解消し、通級指導や特別支援教育に関する理解が深まる内容となっている。

担当する児童生徒の理解の仕方や個別の教育支援計画、指導計画の作成方法、学級担任や保護者、関係者との情報共有や引き継ぎのポイントなどについて、具体例を交えながら解説。

特に後半の実践例では、実際のケースを踏まえて、子供や保護者とのやり取りや授業の進め方、指導のポイントなどを盛り込み、具体的な通級指導の場面をイメージしやすい構成にした。

通級指導は2018年度から高校でも制度化され、教員配置においても、小中学校では基礎定数化、高校では加配が行われている。文科省の18年度「特別支援教育に関する調査」によると、通級指導を受けている児童生徒は全国で12万3095人に上り、過去最多となっている。


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