佐賀県と浜松市が学校再開へ 愛知県では部活動解禁

一斉休校が長期化する中で、学校の教育活動を再開する動きが出てきた。佐賀県は3月12日までに、16日から県立学校を再開させる方針を発表。静岡県浜松市教委も12日、市立小中学校を16日から春休み開始まで再開することを決めた。愛知県では3月12~19日の間、県立高校で補習や部活動を実施できるようにする。

佐賀県では政府の要請を受け、3月3~15日を県立学校の休校期間としていた。県内で新型肺炎の感染が発生していないことや、自宅待機の長期化による子供の心身への影響などを踏まえ、16日からの再開に踏み切る。ただし、今後、県内で感染が拡大した場合は対応を再検討する。

再開にあたっては、手洗いや咳(せき)エチケットなどの感染症対策を行うほか、登校前の自宅での検温を指導し、軽い風邪症状でも登校させないことを徹底。学校再開から春休みまでの間、保護者が感染予防のために児童生徒を登校させない場合は、欠席扱いとしない。

部活動も再開するが、対外試合の自粛や練習時間の短縮、長時間の人と人の接触を避けるなど、春休みまでは最小限の活動にとどめる。

浜松市教委は「現在、市内では感染拡大を抑制できている」と判断し、「卒業式や修了式の準備期間として必要」として再開を決定した。

愛知県では3月12~19日の間、県立高校の補習や部活動について、各学校の判断で実施できるようにする。部活動解禁の理由は、生徒が練習しない状態で試合を行った場合、事故やけがなど生徒の安全管理上、支障が出る可能性があるためと説明。これらを実施する場合も、生徒や保護者の意向を尊重し、参加を強制せず、感染拡大防止のための対策を徹底する。

部活動問題を研究している内田良・名古屋大学准教授は「教育課程外である部活動がグレーゾーンになってしまっている。部活動をやりたいのであれば、まずは授業を再開するのが筋だ。愛知県の部活動解禁の方針は説明がつかない」と批判した。
スポーツ庁は休校期間中の部活動の実施について「基本的に自粛されるべきもの」との見解を示している。

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