地域別の判断で「新学期から学校再開望ましい」 文科相

一斉休校が続いている全国の小中高と特別支援学校の再開について、萩生田光一文科相は3月19日の閣議後会見で、「できる限り、新学期から学校が再開されることが望ましい。大前提として、専門家会議の所見が示され、(学校再開を判断する)科学的根拠を分析しなくてならない」と述べ、春休み終了後に、科学的根拠を踏まえて地域ごとに状況を判断し、学校を再開していくべきだとの考えを示した。

閣議後会見で記者の質問を聞く萩生田光一文科相

萩生田文科相は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の報告を分析した上で、「可能な限り速やかに、来週中をめどに再開の考え方を示せるよう全力を挙げて検討を進めたい」と説明。再開の考え方については「引き続き感染者が拡大している自治体などもある。一律の基準ではなく、地域ごとにさまざまな考え方を示すことになる」と話した。

また、政府が要請した3月2日からの一斉休校が始まってから約3週間が過ぎたのに合わせ、全国の教職員に宛てたメッセージを公表した。全文は次の通り(表記は原文のまま)。

教職員の皆様へ

学校の臨時休業をお願いをしてから約三週間が経ちました。三月というこの時期は、子供たちにとって、先生方にとって、かけがえのない時期であり、最後まで子供たちの成長をしっかり見守り、送り出したいという先生方の思いを考えると、私としても本当に難しく、苦しい思いではありましたが、子供たちの健康と安全を第一に考え、臨時休業のお願いをさせていただく決断をしました。

突然の休業の実施であるにもかかわらず、多くの不安や迷い、そして、子供たちの顔が見えないもどかしさを抱えながらも、子供たちの成長を願い、少しでもよりよい環境を作りたいと、学校現場で最善を尽くされている教職員の皆様方に対し、心から感謝申し上げます。

この間、学習評価や指導要録・通知表作成、新学級の編制作業、学年末の引継ぎ等の多忙な学年末の通常業務に加え、学校の臨時休業に伴い、卒業式の運営変更、健康状況や家庭での学習状況の確認のための電話やメールによる連絡・家庭訪問、プリントの作成などによる児童生徒の学びや生活への支援、配慮が必要な子供や家庭へのよりきめ細かな支援、離れた場所からの生徒を気遣いながらの進路相談、感染拡大防止に最大限配慮しながらの学校における子供たちの預かり、そして、地域や保護者の皆様への度重なる説明など、全国各地・各学校における多大なる御尽力や様々な創意工夫に、深く感銘を受けました。そして、私は学校や先生方の大きな底力を感じることができました。

今回の休業で、学校や先生方が社会にとってどれだけ大きく、そして、重要な存在であるかということを、日本中の多くの方々が噛みしめたことと思います。学校に元気な子供たちの笑顔が一日でも早く戻ってくるよう、感染拡大防止に向けて全力を尽くしてまいります。引き続き、教職員の皆様方の多大なる御理解・御協力を心よりお願いいたします。

令和二年三月
文部科学大臣 萩生田 光一

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