【一斉休校】4月からの学校再開へ準備 東京都が方針

都は3月23日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)対策本部の会合を開き、都内の小中高、特別支援学校の4月からの再開に向けた準備を進める考えを示した。都教委では、24日にも公表される文科省の学校再開に向けたガイドラインを踏まえ、26日をめどに詳細な感染予防の指針を公表する。

都教委では、休校中の3週間で学校に起因する感染者が出ておらず、休校に入る前から実施していた手洗いや換気、清掃の徹底などの予防策が事実上効果を上げていると判断。家庭との連携強化や感染リスクの低減、感染者発生時の対応への備えをした上で、入学式と新学期への準備を始めるよう、都立の高校と特別支援学校に通知するとともに、市区町村にも小中学校の再開を促す。

また、文科省が24日にも示す予定の学校再開に向けたガイドラインを踏まえ、26日をめどに詳細な感染予防の指針を発表する。

入学式は卒業式と同様、参加者制限や時間短縮の上での開催とする。

会合後、記者会見した藤田裕司教育長は「新学期は新入学や進級があり、子供や学校にとって大切な時期だ。今後、もし爆発的な感染拡大が起きて(再び)休校せざるを得なくなっても、クラスや担任が決まらない状況では、自宅学習も進まない。総合的な判断の中で新学期を始めたいということだ」と説明した。

小池百合子都知事は「この3週間はオーバーシュート(爆発的な感染拡大)が発生するか否かの大変重要な分かれ道だ。東京は、発見が困難な若年層のクラスターが発生する恐れがある。特にこの季節は入学、入社で上京する人が多い。若い人が感染の自覚がないまま、無自覚にウイルスを拡散させてしまうことが懸念される」と指摘。4月12日まで、大規模なイベント開催やスポーツジム、ライブハウスなどの施設の利用を引き続き自粛するよう呼びかけた。また、「私立学校に通う子供は電車通学も多いと思う。私立の方ともよく連携して、子供たちの安心安全、健康を守っていく方法を確保したい」とも述べた。

専門家会議の報告を受けて、各地で学校再開に向けた動きが出ていることについて、全日本中学校長会会長の川越豊彦・東京都荒川区立尾久八幡中学校校長は「教員にとっても子供にとっても、学校が始まる方向になったのは本当によかった。先の見えない暗闇の中に差し込む一筋の光だ」と歓迎する意向を示した。

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