換気や距離十分ならマスクなしも可 文科省がQ&Aで見解

文科省は3月30日までに、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)による臨時休校からの学校再開に関するQ&Aを同省の新型肺炎の特設サイトに公開した。児童生徒の間に十分な距離があり、屋外や換気を適切に行っている屋内では、マスクの着用は「必ずしも必要ではない」との見解を示した。

Q&Aは、児童生徒への感染防止の具体策や休校期間中の未指導部分などへの対応、学校行事や部活動の実施の考え方などをまとめた。多くの児童生徒が手の届く距離に集まらない状態のような、児童生徒の間に飛沫(ひまつ)がかからない距離が確保され、かつ、換気を適切に行っている屋内や屋外であれば、必ずしもマスクを着用する必要はないとする基本的な考え方を示している。

具体的な場面として、▽登下校時に向かい合わせにならず、十分な距離を保っている▽屋外や体育館での「体育」の授業で、十分な距離がとられていて、換気が適切である--などを例示。教室の授業では、座席の間隔が十分に確保できないため、マスク着用は望ましいとしたが、少人数の学級で、ある程度座席を離して配置できる場合であれば、必ずしもマスク着用の必要はないとした。

また、4月から「主体的・対話的で深い学び」を重視した新学習指導要領が全面実施となる小学校では、教室のこまめな換気や咳(せき)エチケットと適切なマスクの付け方を指導した上で、「主体的・対話的で深い学び」を実施するとともに、感染の可能性が高い一部の実技指導は、指導順序の変更なども考えられるとした。その具体例は今後、Q&Aに追記する予定。

運動会については、感染者や児童生徒が密集しないようにしたり、児童生徒が接触するプログラムを見合わせたりするなど、実施内容や方法を工夫するとともに、地域の感染状況によっては、延期などを検討するよう求めた。

部活動では、感染拡大防止の観点などから、従来よりもきめ細かな管理が求められていることを踏まえ、部活動ガイドラインに準拠した活動時間とするなど、教員の過度な負担とならないような配慮を明記した。

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