学校再開見直しも 安倍首相「もう一度専門家の意見を」

新学期からの学校再開を巡り、安倍晋三首相は3月28日夕、首相官邸で開いた記者会見の席上、「コロナウイルスを巡る状況は、日々刻々変わっている。(学校再開には)子供たちの健康、命がかかっており、それだけ慎重な対応が必要だ」と述べ、近く政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の専門家会議を開き、改めて専門家の知見を求める考えを表明した。その上で「前の決定にこだわってはならないと思っている。(学校再開の決定は)当然、変わることはあり得る」と述べ、感染が深刻な地域では新学期からの学校再開を見直す可能性を示唆した。

記者会見する安倍晋三首相=3月28日(首相官邸のHPより)

安倍首相は会見の冒頭、文科省が3月24日に示した学校再開ガイドラインについて、「新学期からの学校再開に当たり、教室の窓を開けて換気を徹底するなど、3つの条件(密閉空間、人の密集、近距離での密接な会話)を回避する対策を教育現場で徹底的に講じ、子供たちの感染防止に万全を期す」と説明。「再開に当たっては、もう一度、専門家会議を開き、意見を聞く考えだ」と続けた。

記者団との質疑の中では、「(専門家会議で)議論する段階は、今と同じとは限らない。今、東京は大変厳しい状況だが、まだ感染者が出ていない地域もある。そういうところも踏まえながら、専門家の判断を仰ぎたい」と述べ、地域別の感染状況をみながら、感染の深刻な地域では休校継続もあり得るとの考えを示した。

さらに記者団から「学校再開の方針が変わることもあり得るか」と聞かれ、安倍首相は「欧米の例を見ても、たった3、4日で急激に変わる。感染者数が7、80人だったところがあっという間に4、500人、そして1000人を超えていく。1週間でがらっと変わっていくから、前の決定には全然こだわってはならないと思っている。あくまで次の専門家の判断だから、当然、変わることはあり得る」と話した。

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