通級指導の手引き公開 文科省、初心者向けに

発達障害などで通級指導を受ける児童生徒が増加していることを受け、文科省はこのほど、「初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド」を公開した。経験の浅い教員の利用を想定して、通級指導における1年間の流れや基本事項の説明、動画資料を用いた実践例の解説などを盛り込んだ。

同ガイドブックは、①通級指導を担当する上での心構えや姿勢②通級指導の1年間の流れ③実践例④基本事項や用語の説明――の4部構成。

特に実践例では16項目のうち、「保護者面談の様子」「子供の指導の様子」の2項目で動画資料を活用して、初心者でもイメージしやすいように工夫した。

例えば「保護者面談の様子」の動画では、通級担当の教師と保護者のやり取りを具体的に再現。

▽不安やつらさに配慮しながら、話をまず聞く▽通級指導でどんなことができるのかを分かりやすく、丁寧に伝える▽担任教諭とのやり取りも共有する――などのポイントを、実際のやり取りのなかでどのように反映させるのかを、より分かりやすく表現する。

その他に、「個別の指導計画に指導目標や指導内容、指導方法をどう示すか」「ケース会議の準備」「欠席や遅刻が目立つ児童への対応」など、多岐にわたった事例をあげ、ポイントや具体的な対応例について解説する。

また経験の浅い教員に向けて、通級指導の在り方や心構えについても説明。▽障害による学習面や生活面における困難の改善・克服に向けた指導を基本とする▽一人一人の状況や願いに応じた指導を心掛ける▽子供の自信や意欲につながる指導を心掛ける▽困ったら、一人で悩まずに相談する――などと、要点を整理した。

同ガイドブックは、文科省の有識者会議が昨年2月から今年3月まで議論した結果を反映させた。


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