休校中も非常勤含め雇用確保を 文科省が私立校に要請

3月から続く一斉休校に伴い、一部の私立学校の非常勤講師らに賃金が支払われていない問題に関連し、文科省は3月31日、休校期間中も非常勤講師をはじめとした教職員の雇用を確保することや、労働基準法を踏まえ休業手当を適切に支払うことを求める事務連絡を、各都道府県の私立学校主管部課に発出した。

3月24日の申し入れ後に会見した私立学校の非常勤講師ら

まず、臨時休校中は各地域や学校の実情に応じ、非常勤講師らを含めた教職員全体の働く場を確保するとともに、組織全体として業務体制の確保に努めるよう求めた。

授業がないときの業務については▽教職員 担当する授業科目の準備、児童生徒の家庭学習の支援▽特別支援教育支援員 教材の準備▽学校用務員 学校施設の修繕▽給食調理員 給食調理場の清掃、消毒――などを提案。

これらの業務が困難な場合は、本人の同意を得て業務内容を変更するなど臨機応変な対応をするよう要請した。

また、やむを得ず教職員を休業させる場合は、欠勤中の賃金の取り扱いについて、「労使で十分に話し合った上で、休業する教職員本人への説明の機会を確保するなど、十分な対応を行うこと」と指摘した。また、休業した教職員に対しては、必要に応じて労働基準監督署などと相談し、休業手当などを適切に支払うよう求めた。

この問題を巡っては、私立学校教員の労働組合「私学教員ユニオン」が3月24日、非常勤講師に対しても期間中の給与全額を補償するよう、文科省と日本私立中学高等学校連合会に申し入れていた。

次のニュースを読む >

関連
関連記事