医師の4割、一斉休校は「メリット大きい」と回答

全国の医師の4割が一斉休校は「メリットが大きい」と考えていることが、医師の開業サポートなどを行う、(株)医師のとものアンケート調査でわかった。「小中高の一斉休校によるメリットとデメリット、どちらが大きかったと思いますか」という設問に対し、39.8%の医師が感染拡大防止の観点から「メリットの方が大きい」と回答した。「デメリットの方が大きい」と答えたのは24.2%、「わからない」は36.0%だった。

設問:小中高の一斉休校によるメリットとデメリット、どちらが大きかったと思いますか

同調査は、20代~90代の医師1096人を対象に、3月19日~24日に実施された。

「メリットの方が大きい」と考える理由として、「クラスター感染の予防」「人の移動を制限できた」「無症候性キャリアが多い小児は、家庭間での感染機会が減った」「新型感染症対策として、不要不急の外出をしないことが基本」など、感染拡大防止の観点からの意見が寄せられたほか、「国民の意識改善効果」や「在宅勤務など、働き方の見直しが強制的に進んだ」――などの指摘もあった。

一方、「デメリットの方が大きい」理由として、「就業困難になったことによる収入減」「職場では育児中スタッフが欠勤したことにより、出勤したスタッフに負荷がかかっている」など保護者の負担増に伴う社会的な影響を心配する意見や、「生活のリズムが崩れたり、運動不足につながる」「卒業式に参加できないなど、貴重な学生生活での思い出が作れないのはかわいそう」など、子供たちへの悪影響を懸念する声も聞かれた。「教育格差が拡大する恐れ」や「国民を不安にさせただけ」など、教育現場や国民生活への混乱によるデメリットを危惧する意見もあった。

医師のともでは、「一斉休校による損失と新型コロナウイルスによる損失の比較は、現時点では困難だが、多くの意見から指摘された『登校できなくなった子供たちと、その家族へのサポート』には、早急な対策が必要」と指摘している。


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