新学期をスタートさせた学校から布製マスク配布 文科省

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染拡大が続く中、学校での感染リスクを抑えようと、文科省は全国の小中高、特別支援学校、高等専修学校などの児童生徒、教職員に布製マスクの無償配布を始めた。4月中と5月以降に1枚ずつ、計2枚を配る。すでに新学期をスタートさせた学校から配り始め、4月13日から届けられる。感染症対策として、公立小中学校と特別支援学校の和式トイレを洋式にするなどの衛生環境改善も進める。

布製マスク配布の関連予算は約75億円で、学校再開に向けた支援策の一環として文科省が計上。7日に政府が決定した緊急経済対策に盛り込まれた。私立学校も対象に、4月中と5月以降の2回に分けて配り、合計枚数は2800万枚となる。届ける布製マスクは洗って繰り返し使えるタイプで、政府が各世帯に配るものと基本的には同じ仕様だという。

日本郵政の配達網を使い、確保できたマスクから順次、授業を再開した学校に届ける。7日に安倍晋三首相から緊急事態宣言が発令された7都府県など、臨時休校を延長している自治体の学校には、授業の再開時にマスクが行き渡るよう準備を進めたいとしている。

文科省はまた、感染予防のため、アルコール消毒薬や非接触型体温計などの保健衛生用品を購入する学校への経費補助も緊急経済対策に盛り込み、関連予算22憶円を計上した。さらに、新型肺炎の感染が広がった3月からの継続事業として、全国の幼稚園の教職員にも必要に応じて布製マスクを配布する。園児用のマスク、アルコール消毒液、体温計など園内に備え付ける衛生用品の購入費として、幼稚園1カ所あたり50万円の補助金を出す。

学校再開に向けた支援策では、公立小中学校と特別支援学校を対象に、トイレの衛生環境改善も盛り込まれた。和式トイレの洋式化や、トイレ全体の内装改修に補助金を出す。和式トイレだと利用後に水を流した時にしぶきが足もとにかかりやすく、感染予防の一環として洋式トイレへの改修を促す。校舎の古い学校ではまだ和式トイレが目立つものの、学校は災害時に地域住民の避難所とされることも多く、高齢者らの使い勝手も考えた上での支援策だとしている。

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