コロナで収入減の家庭増 高校生と保護者を調査

子供の貧困対策に取り組むキッズドアは4月13日、高校生74人と、その保護者110人を対象にした「新型コロナウイルスの影響による⽣活状況アンケート」の結果を公表した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の影響で、アルバイト代が減った高校生や、収入が減少し家計が苦しい家庭が増加していることが分かった。

アルバイトをしている高校生39%に、その目的を尋ねたところ▽お小遣いや趣味▽大学や専門学校進学など将来のための貯蓄▽教材や部費など高校生活に必要なお金――などの回答が多かった。家計の補助という回答もあった。

さらに新型肺炎の影響を尋ねたところ48%が、アルバイトのシフトが減ったためバイト代が減ると回答。バイトをクビになったという回答も14%あった。

バイト代の減少額については▽2~3万円 39%▽5万円以上 28%▽3~5万円 11%――などで、約8割が2万円以上減額になると回答した。

一方、保護者に家計の収入の変化を尋ねたところ、21%が「すでに減っている」、13%「今後確実に減少する」と回答。32%が「今は大丈夫だが、今後減ると思う」と答えた。

また、高校生に学校にやってほしいことを尋ねたところ(複数回答)、▽今後の予定をこまめに連絡してほしい▽マスクの⽀給や校内での感染予防の徹底▽遅れた勉強を取り戻す補習授業などの実施▽新型肺炎の感染が疑われる際の対応⽅法(届出方法)の明示▽進学のための奨学⾦情報の説明――などが多くあがった。

その他にも長引く休校や外出自粛期間について、高校生から「インターネット授業を開始できるような環境整備と、ネグレクトなどの理由により家にいることが辛い⾼校⽣のための居場所を確保したほうがいいと思う」「家から逃げる場所(学校、地域の施設)などもすべて休校・休館になったため、どこにもいく場所がありません。もちろんコロナウイルスの対策もするべきと思っていますが、それ以前に家が⾟い⾃分みたいな⾼校⽣は、環境や経済的に⽣きていけなくなりそうです。⽀援に繋げてほしいです」「この際、欧⽶諸国と同じように9⽉始業に学校のシステムを変換して欲しい。もう2カ月分も遅れている。楽しみにしていた⾏事もすでに1つなくなっているし、これからも無くなることが予想される。また、家庭環境などにより休校中の学習格差が広がっていることも考えられる。教育は家庭環境によらず平等に与えられるべきであり、それを十分に保証するには9⽉から改めて新学年を開始することが1番有効なのではないか」などの意見があった。


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