「学校・子供応援サポーター人材バンク」を開設 文科省

学校再開時に授業や補習を充実させようと、文科省は4月30日までに、「学校・子供応援サポーター人材バンク」を開設した。退職教員や塾講師、大学生らに登録してもらい、居住地の教育委員会などが地域の状況に応じて依頼して、学校再開後に授業の遅れを取り戻す学習指導員などとして働いてもらう。学校や教委が必要な人材をすぐ探せるよう、教員免許の有無にかかわらず協力を呼び掛けている。

募集の詳細は「学校・子供応援サポーター人材バンク開設」と題し、同省のホームページに載せた。休校明けの学校は子供たちの学習ケアや心のケア、感染症対策など、たくさんの大人のサポートが必要になるとして、主に居住地の近くにある学校で働いてもらうことを想定し、登録を呼び掛けている。教育現場の経験豊富な退職教員のほか、塾講師や大学生、事務作業や感染症対策に当たる地域の人たちなど、幅広い人材の協力を求めている。

ホームページでは「Q&A」形式で、登録から採用までの流れや、業務の内容を説明している。業務については、自治体ごとに募集内容が異なるとした上で、退職教員や教員免許の取得を目指している人、大学生、塾講師には子供の学習支援や個別の学習サポートを、ICT(情報通信技術)の活用が得意な人は学校と家庭とをICTなどでつなぐサポートを、このほか簡単な事務作業、感染症対策のための校舎内の消毒などのサポートを例示した。

同省のホームページから「人材バンク」に登録すると、希望する勤務地のある都道府県や政令指定都市の教委に、同省から記載名簿が提供される。教委などは地域の状況を踏まえ、名簿に載っている人の採用を検討し、面接、勤務条件の確認などを経て採用につなげる流れだ。地域によって必要な業務が異なるため、「人材バンク」に登録しても必ず採用されるわけではないという。

自治体や事業の内容によって社会人経験の有無や年齢制限など、採用の資格要件が異なるが、教員免許の有無にかかわらず、幅広い人材の登録を求めている。勤務条件や報酬は自治体によって異なり、登録情報を基に、地域の教育委員会で求めている人材にマッチした場合は本人に連絡し、報酬を含めた勤務条件やサポートしてもらう内容について具体的な相談をするとしている。採用時期も自治体ごとに異なるが、基本的には地域の感染状況を踏まえ、学校が再開した後の学校現場でのサポートを想定している。

「人材バンク」の問い合わせ先は、文科省初等中等教育局財務課。土日祝日を除く平日の午前10時から午後4時まで、電話番号03・5253・4111(内線2587)で内容の確認と相談ができる。

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