伊勢谷友介氏「学びを止めるな」 オンライン授業支援

俳優の伊勢谷友介氏が学長を務める、通信制高校「Loohcs(ルークス)高等学院」が5月8日、オンラインで記者発表会を開き、全国の高校生100人にネット環境とオンライン授業を1年間提供するためのクラウドファンディングプロジェクト「#学びを止めるな」を始動すると発表した。一斉休校の影響で学習の機会が失われたうえ、家庭でネット環境を整備する経済的余裕のない高校生に、パソコンとWi-Fi環境、さらに海外の大学教授や起業家が教鞭をとるオンライン授業を無償で届ける。目標金額は2000万円で、支援募集期間は今月末まで。

オンライン記者発表で教育について熱く語る伊勢谷氏

記者発表会に参加した伊勢谷氏は「経済環境が厳しくなっていく中、学ぶことがどんどん難しくなっていっている。これまで提供してきた当校の授業をさらに強化し、無償で届けることで、高校生たちに逆境を乗り越える力を付けてほしい」と狙いを説明した。

伊勢谷氏は一斉休校が始まった当初から自身のSNS上で中高生に向けて、オンライン授業の実施状況や感想についてアンケートを実施。その結果、7割近くの中高生が「オンライン授業がいまだに始まっていない」と回答したほか、「一方通行の授業の質に満足できない」「家庭にネット環境がない」といった声が多く寄せられたため、オンライン授業の課題を「ネット環境」と「授業の質」と整理して、今回のプロジェクトに乗り出した。

同校のオンライン授業では、米国のバブソン大学准教授でアントレプレナーシップ教育専門の山川恭弘氏や、ヤフーの企業内大学であるYahoo! アカデミア学長の伊藤羊一氏など、さまざまな分野で活躍する識者を特任教授として迎える。各教授が週に1回を目安にオンライン上で双方向授業を実施し、生徒は学びを深める。

#学びを止めるな プロジェクトのメンバーら

対象となる高校生の条件は▽15歳から18歳(高校に在籍していなくても可)▽20歳以上の大人に推薦文を書いてもらえる▽学びを通じて逆境を克服し、将来、よりよい社会を創ることに貢献したい意志がある――など。経済的に困難な状況にある高校生は優先される。6月以降、全3回に分けてそれぞれ募集する予定。

伊勢谷氏は「このコロナ時代、新たな生活が迫られている。さまざまな状況下にいる人に、インターネットを通し、それぞれが求める、それぞれに合った教育を届けられる状況をつくるのは、世の中を良くすることにつながる。日本の教育のパソコン提供率を先進国の中で最も高く上げるためにも、協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

次のニュースを読む >

関連

あなたへのお薦め

 
特集