【コロナと学校】休校中の子供の悩み 国際NGOが調査

「コロナにかかるのがこわい」「よるねむれない」「きゅうしょくが食べたい」「先生におくれたべんきょうのところをおしえてほしい」――。子供の支援活動を行う国際NGO・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンがこのほど公表した「2020年春・緊急子どもアンケート結果 (全体版報告書)」には、休校中の子供たちの切実な声がつづられている。

報告書の表紙。アンケートで出現頻度の高い単語ほど大きく表示されている

同アンケートは今年3月に行われ、休校中の昼間の過ごし方や困りごと、大人・社会・政府への要望を自由回答で聴取。全国各地の小学生~18歳前後の国内在住の子供から1422件の有効回答を得て、自由回答を分類した上で集計・分析した。

その結果、「困っていること・心配なこと・気になっていること」としては、「日常生活が送れていない・外出できない」が31.4%と最も高く、次に「体調やり患、心の変化、感染拡大への心配・懸念」(16.0%)、「勉強ができない、学力の低下、学校のことなど学びに関わるもの」(15.7%)の順で高くなっていた。

また、一人で過ごしている時間がある子供は全体で14.5%である一方、中学生・高校生では約3割にのぼった。また、家で子供だけで過ごす時間がある子供は全体の3.2%だが、自由回答の内容を見ると「お兄ちゃんと一緒でも留守番が怖い(小2・神奈川県)」「月曜日から金曜日はお母さん達は仕事でいないので、家に泥棒が来たりなど事件がおきないようにして欲しい(小6・宮崎県)」といった不安の声が挙がっている(学年は調査時点)。

こうした声を受け、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは政府に対し、①あらゆる状況にいる子供たちの意見を聴き、新型コロナウイルス感染症対策などに最大限反映する②子供たちに向けた適切な情報提供とメッセージの発信③全ての子供の多様な育ち・学びの保障、子供同士の格差を生まない対策④学校再開に際して、各学校現場の取り組みに合わせた国の支援⑤子供の心のケアに配慮した中長期的な取り組みを国として支援⑥休校要請など国の感染症対策による子供に対するインパクト調査・評価⑦差別を助長しない取り組み・メッセージの発信の推進――の7点を提言している。

同団体は「普段、子供たちと接している学校教員には特に、子供の心のケアや、差別を助長しないためのメッセージの発信に配慮してほしい」としている。


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