【コロナと学校】9月入学 全連小が文科省に意見書

全国連合小学校長会(全連小、喜名朝博会長)は5月14日、文科省初等中等教育局に対し、「9月入学・始業の導入に関する意見書」と、新型コロナウイルス感染防止や学力保障などに関する要望を出した。

意見書では、9月入学・始業は「学校再開時の諸課題の解決や第二波への体制づくりと並行して議論するべき内容ではない」として、▽社会の全体のコンセンサスが必要▽導入に向けた準備が多方面にわたる――などの課題を指摘。

「社会全体のコンセンサスを得るには十分な検討時間が必要」といった時間的問題や、「9月に正常な学校運営ができている保証がなく、学ぶ権利の保障の解決策とならない」といった根本的問題に言及し、本格的な検討は、新型コロナウイルスに一定の収束が見られた後に十分に時間をかけて行うよう要請した。

また、感染防止や学力保障などに関する要望では、「子供たちの学習保障、心身のケア、感染防止のための新しい生活様式に対応した学校再開後の教育の在り方など、学校現場には課題が山積している」と強調。

その上で、再開後の学校運営や児童・教職員の学校生活を見据え、▽学校再開のための指針などの策定▽学校再開後の安全確保のための環境整備▽感染者発生時の対応マニュアルの策定▽学習指導要領の取り扱いに関する特例措置の施行▽ICTなどを活用した授業のための環境整備の促進――の実現を強く要望した。

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