【コロナと学校】AO・推薦入試 面接などの工夫を通知

新型コロナウイルスの感染拡大で、部活動の大会や資格検定試験が中止・延期となっている現状を受け、文科省は5月14日、9月ごろからスタートする大学入学者選抜の総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)で、特定の受験生が不利益を受けないよう、各国公私立大学に配慮を求める事項を通知した。高校時代に努力したプロセスや大学入学後に学ぶ意欲を多面的・総合的に評価することや、オンラインによる個別面接を取り入れるなど選抜方法の工夫を求めている。

通知が報告された「大学入試のあり方に関する検討会議」の第7回会合

同通知は5月14日付で、伯井美徳・文科省高等教育局長名で出された。同日開催された「大学入試のあり方に関する検討会議」の第7回会合にも報告された。

通知では、新型コロナウイルスの感染拡大で全国が緊急事態宣言の対象地域に指定され、スポーツと文化関係の行事、大会、資格検定試験などが中止や延期、規模縮小されていると指摘した上で、「入学志願者の進学の機会を確保し、一人一人が安心して受験に臨めるよう」十分に配慮して、AO入試や推薦入試の準備を進めるよう促した。

具体的な配慮事項として、まず、高校での部活動の実績や資格検定試験の成績を評価する際、大会や資格検定試験が中止か延期となって参加が取りやめとなり、結果を記載できないことで、受験生が不利益を受けないようにするため、「それまでの成果獲得に向けた努力のプロセスや、大学で学ぼうとする意欲を多面的・総合的に評価する」ことを挙げた。

次に、出席日数や特別活動の記録、指導上参考となる事項の記載が少ないことで、受験生が不利益を受けないように配慮を求めた。

さらに、部活動の大会や資格検定試験の中止・延期や、特別活動の記録が少ない状況を補うため、「多様な選抜方法の工夫が考えられる」として、ICT を活用したオンラインによる個別面接やプレゼンテーション、入学後の学修計画書の提出などを例として示した。

募集要項に記載されている選抜方法を変更する可能性があるときには、変更の可能性を募集要項に追記した上で、変更内容を早期に決定し、周知することを要請。新型コロナウイルスの感染拡大という特殊事情を踏まえ、AO入試や推薦入試で課す学力検査の教科、科目を見直すことも可能だと明記した上で、入学志願者への影響を十分考慮した上で変更するよう求めた。

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