【コロナ時代の教育】授業動画の作成法を指南 葉一氏

授業動画に取り組む教員に向けたアドバイス動画を、教育系YouTuberの葉一氏が5月14日、自身のYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」にアップした。一部の教委からアドバイスがほしいと要望を受けて作成。機材の選び方や動画の編集、既存の授業動画との差別化について、およそ18分間にわたり説明している。

教育系YouTuberの葉一氏

葉一氏は「対面の授業と授業動画は、全くの別物。ひとつの授業としてくくってはいけない」と強調し、まず、映像と音声に配慮した撮影機材について説明。

映像に関しては「画質が良いに越したことはないが、黒板の文字が読める範囲であれば問題ない」とアドバイス。画面が暗くなるといった相談も多く寄せられたとし、「教室では光量が足りず暗くなりがち。ビデオカメラの機能で調整し、『少し明るくしすぎたかな』と感じるくらいがベスト」と述べた。

音声については「先生が何をしゃべっているのかが分からないと、生徒たちは苦痛に感じる」と、ピンマイクの使用を推奨した。教室など広い場所では音が反響して拾いづらく、さらにカメラとの距離が開くと音声が小さくなる恐れがあるという。ピンマイクを使用すると編集作業が必須となるが、「音声の心配をせず撮影できる」と話した。

教員から不安の声が特に多かったという編集作業については、「必須ではない」と語った。多忙で編集作業まで手が回らない教員が多いのではないかと推察し、「編集は料理で言えば、スパイス的役割。編集すれば確かに生徒にとって見やすい動画になるが、素材である授業の質が良ければ、ちゃんと見てもらえる」と話した。

さらに、既存の授業動画との差別化で試行錯誤している教員の声があったと紹介。2~3人のチームで動画を作ることを提案した。

「授業をする先生と、カメラを回す先生の間でやり取りがあると面白いのではないか。生徒がつまずきそうな箇所で、撮影担当の先生に『どうしてこうなるんですか』と質問してもらう。実際にそこでつまずいていた生徒は助けになるし、生徒たちにとって先生同士の掛け合いが見られるのはうれしいだろう」と話した。

葉一氏は「授業動画を撮るのは簡単なことじゃない。一回撮れば仕事が終わりというわけではなく、継続して作らなければならない。モチベーションを持ち続けることは難しいが、一番大切。リアルの授業と同じように、それぞれの先生のこだわりの中で工夫して取り組んで」と呼び掛けた。

動画の中ではその他にも、教員が顔を出して撮影するべきか、批判コメントにはどう対応するのかなどといった質問にアドバイスしている。

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